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スペシャルドラマ『坂の上の雲』第1回「少年の国」

2009/12/01 00:01
 海外ロケが行なわれ、テレビドラマとしてはあまりにも豪華な出演者がそろい、主役級の3人にいずれもしっかりと演技のできる人を配したことなどから(正岡子規の妹律も含めて4人が主役級だとしても、主役級全員がしっかり演技ができることに変わりありません)、NHKがこのドラマに本気であることがよく分かります。その分、2009〜2011年の大河ドラマは割を食うことになるのでしょう。このドラマは、大河ドラマという位置づけではないものの、準大河ドラマという性格の強い作品と言ってよいでしょうから、大河ドラマの項目で扱うことにします。

 『坂の上の雲』は、作者の司馬遼太郎氏が亡くなるまで映像化を許可しなかったことが知られており、映像化には疑問もないわけではありませんが、NHKが本気であることから、歴史ドラマとしては期待してきました。ただ、私は20代前半までは司馬作品の熱心な愛読者だったものの、20代半ば以降は、司馬作品を読むことはなくなり、随筆も含む司馬氏の作品で提示される歴史像にかなり批判的になりましたから、『坂の上の雲』が映像化されることになったからといっても、ほとんど興奮はありません。おそらく、20歳頃にこのドラマが、『坂の上の雲』が映像化されていたら、出来にもよりますが、かなり熱心に見ていたでしょうし、ガイドブックも購入していたことでしょう。

 さて、第1回の内容ですが、真之と子規の中学生時代に無理がありすぎるのはさておくとして、明治初期の青春群像劇としてはなかなかよくできていると思います。90分という大河ドラマ2回分の長さでしたが、だれるということはなく、最後まで見ることができました。上述したように私はかつて司馬作品の熱心な愛読者で、『坂の上の雲』はとくに好きな作品だったので、何度も読み直したものですが、司馬作品の愛読者ではなくなって10年以上経過しており、『坂の上の雲』も最後に読んでから十数年以上経過しているだけに、原作の内容は正確に覚えているわけではありません。そのため、今回の脚本が原作にどのていど忠実なのか、断言はできないのですが、たとえ原作からの改変がかなりの程度あったとしても、歴史ドラマとしてはなかなか見応えがあり、本格的な作品になるのではないか、との期待を抱かせるに充分な内容だったと思います。さすがにNHKは、本気になると質の高いドラマを見せてくれるものです。
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大相撲九州場所千秋楽

2009/11/30 00:00
 昨日、千秋楽を迎えました。すでに14日目の時点で白鵬関の優勝が決まっており、朝青龍関は体調が悪そうだとはいえ、結びの横綱同士の一番には注目していました。朝青龍関は、有利な体勢で攻めていたにも関わらず、やはり体調不十分ということか攻めきれず、白鵬関にがっぷり四つに組まれると、上手投げで敗れてしまいました。力負けといった印象を強く受けましたが、現在の体調差を考えるとこの結果は仕方のないところで、朝青龍関には来場所での巻き返しを期待しています。白鵬関はこれで今年2回目の全勝優勝となり、この1年の通算成績は86勝4敗という驚異的なものでした。まさに全盛期を迎えた感もありますが、優勝回数は3回にとどまっており、3度の優勝決定戦ではいずれも敗れています。このあたりが、まだ過去の大横綱と比較して物足りないところであり、その意味では、まだ上昇の余地があるのではないか、とも思います。ただ、白鵬関は稽古量の少なさも指摘されており、全盛期は意外と短いかもしれません。

 琴欧洲関は今場所も途中で崩れてしまい、10勝5敗に終わりました。序盤は好調だったように見えたのですが、白鵬関とは、地力の差・精神力の差が出たと言うべきでしょうか。どうも、横綱昇進は厳しそうです。今場所の琴欧洲関は期待外れの成績に終わりましたが、入幕の頃から注目していた栃ノ心関が12勝3敗と健闘したのは嬉しいものです。相撲を覚えれば少なくとも大関までは昇進できる逸材だと期待していますので、栃ノ心関には来場所以降のさらなる活躍を期待しています。
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ジャパンカップ結果

2009/11/29 20:55
 東京ではジャパンカップが行なわれ、好スタートをきって前につけたウオッカが直線で先に抜け出し、オウケンブルースリの追い込みを鼻差しのいで勝ちました。地力では抜けていると私が評価したコンデュイットは、出遅れと、直線でなかなか前が開かなかったのが響いたのか4着に終わりました。昨年の覇者スクリーンヒーローは13着と惨敗で、コスモバルクにも先着されてしまいました。今年の出走馬のなかで、過去2年のジャパンカップでウオッカに先着したのはスクリーンヒーローだけですから、スクリーンヒーローが惨敗し、コンデュイットが出遅れてしまったとなると、ウオッカが勝っても不思議ではないでしょう。

 ウオッカの勝因は、やはりルメール騎手への乗り替わりにあると言うべきで、今回も引き続き武豊騎手が騎乗していたら、勝てなかった可能性がきわめて高いでしょう。ただ、ルメール騎手がウオッカの能力をすべて引き出せたかとなると疑問も残るところで、やや速い流れだったことを考えると、もう少し後ろの位置でレースを進めるべきだったかもしれません。じっさい、ウオッカ以外で掲示板に載ったのは中段から後ろにいた馬ばかりで、ウオッカ以外の先行馬で最先着したのは6着のエイシンデピュティです。しかし、先に抜け出して、オウケンブルースリの追い込みを鼻差とはいえしのいだルメール騎手の手腕はさすがで、陣営の鞍上強化策が成功した結果となりました。

 オウケンブルースリに鼻差まで迫られ、鞍上に恵まれたとはいえ、展開が不向きだったことを考えると、ウオッカは明らかにオウケンブルースリよりも強く、やはり昨年と同じていどの能力を維持できているのだと思います。さらに言えば、3才の頃よりウオッカはあまり変わっていないのだと思います。そのようなウオッカがジャパンカップを勝ったことが、近年の日本競馬の芝路線の深刻な低迷を示しているのだろう、と思います。エアシェイディが今回5着に入り、昨年の有馬記念で3着に入っていることも、芝路線の水準低下を示すものと言えるでしょう。おそらく、ブエナビスタが有馬記念を勝っても、年度代表馬には2年連続でウオッカが選出されるでしょうが、このようなウオッカの活躍も、低水準な芝路線だからこそ可能だった、と思います。

 ウオッカは、おそらく総合的にはダイワスカーレットよりも弱いでしょうし、そのダイワスカーレットも、過去の名牝、たとえばエアグルーヴよりも劣るでしょうから、ウオッカは日本競馬史上最強牝馬とは言えないでしょう。とはいえ、安田記念とジャパンカップを勝ったのはウオッカが初めてであり、東京以外での成績が振るわないとはいえ、1600m・2000m・2400mという根幹距離3部門で世代・性別混合の大レースに勝つ牝馬はおそらく今後出現しないでしょうし、牡馬でもひじょうに難しいだろうと思います。また、2歳から5歳まで毎年大レースを勝ち続け、古馬牡馬相手にも大レースを4勝する牝馬も、おそらく今後出現しないでしょうから、ウオッカは希代の名牝と評価されるべきだ、と思います。

 3着はレッドディザイアで、とても通用しないだろうと思っていただけに、この好走は意外でした。レッドディザイアを基準にすると、今の古馬芝路線なら、ブエナビスタが牡馬相手に大レースを勝てる可能性は低くないでしょう。もちろん、3歳牡馬一線級、とくに今回出走を回避したロジユニヴァースには期待したいところですが、安定さに欠け、今回は展開が厳しかったとはいえ、3歳牡馬で上位のリーチザクラウンが完敗したので不安が残ります。今年のジャパンカップは低水準だったと言うべきでしょうが、人気の高いウオッカが3回目の挑戦でついに勝ったことは、競馬界の盛り上がりにとってはよかったのではないか、と思います。
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ジャパンカップ予想

2009/11/28 00:01
 明日、東京ではジャパンカップが行なわれます。天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップを8歳馬のカンパニーが連勝したように、現在の日本競馬の古馬芝路線の低迷は深刻です。おそらく、カンパニーが8歳になって成長したのではなく、上の世代・同世代・2世代下(サンデーサイレンス産駒最後の世代)の有力馬が引退したり故障などで能力が衰えたりしたなか、さほど能力が衰えず、経験を積んでいったカンパニーが中距離・マイル路線でいつの間にか最強馬になっていた、ということなのでしょう。おそらく、カンパニー自身の競争能力は、4・5歳時に中山記念でバランスオブゲームに負けていたころからほとんど変わっていないのだろう、と思います。

 さらに、今年の外国馬は21世紀になってからではもっとも強力でしょうから、今年は外国馬が勝っても不思議ではありません。とくにコンデュイットは、21世紀になってからジャパンカップに出走してきた外国馬のなかでは文句なしに一番の大物で、地力だけで言えば、出走馬のなかでずば抜けた存在と言えそうです。問題は、外国馬が出走してきたときにいつも議論となる、状態と日本の馬場への適性です。コンデュイットは、血統的にはやや重いところがありそうですが、ブリーダーズカップターフを2年連続でなかなか速い時計で勝っており、日本の馬場への適性もあると思います。インターパテイションは勢いに乗っており、惨敗もありそうですが、大駆けもありそうです。マーシュサイドはジャパンカップに賭ける陣営の意気込みからも、軽視できないでしょう。

 これら外国馬3頭が上位を独占しても不思議ではないのですが、日本の有力馬スクリーンヒーローとウオッカには名手が乗っており、なんといっても地元で有力外国馬を迎え撃つという利がありますから、勝つ可能性はけっして低くありません。スクリーンヒーローは、ほとんどノーマークだった昨年とは状況が異なっていますが、コンデュイットやウオッカなど他にも有力馬がいることから、この馬1頭だけがマークされるというわけではなさそうで、連覇の可能性もありそうです。

 ウオッカは、カンパニーに連敗したことで衰えたと考えている人が多いでしょうし、そもそも2400mは長すぎるのではないか、との見解が一般的でしょう。しかし、ウオッカは休み明けはあまり走りませんから、毎日王冠での敗戦はそれほど深刻に考えなくてもよいでしょうし、天皇賞(秋)での敗戦は、武豊騎手の駄騎乗が敗因としては大きかった、と思います。そもそも、名勝負とされている昨年の天皇賞(秋)でも、ウオッカとカンパニーの差はほとんどなく、武豊騎手がまずまず無難に乗った昨年とは異なり、今年は明らかに武豊騎手が下手に乗りましたから、ウオッカの能力は昨年とはさほど変わらないでしょう。ウオッカは日本ダービーを勝っているにも関わらず、2400mでは長すぎる、との印象がすっかり定着した感がありますが、ジャパンカップでは一昨年も昨年も勝ち馬から0.2秒差となかなか好走しており、過去2年のジャパンカップでウオッカに先着した馬のうち、今年も出走してくるのはスクリーンヒーローだけですから、ルメール騎手の乗る今年は、コンデュイットが凡走すれば勝っても不思議ではありません。

 オウケンブルースリは、地力は他の有力馬よりも劣るでしょうが、東京が得意だったジャングルポケット産駒で、有力馬が凡走すれば2着までならあるでしょう。古馬の芝路線が低調だけに、3歳馬には期待したいところですが、3歳馬で最強と思われるロジユニヴァースの回避は残念です。ただ、ロジユニヴァースは、かりに出走できていたとしても日本ダービー以来となり、やはり厳しかったでしょう。他の3歳馬も、強力な外国馬相手に勝ちきるのは難しいと思います。印は以下の通りです。
◎コンデュイット、○ウオッカ、▲スクリーンヒーロー、△インターパテイション、△マーシュサイド、△オウケンブルースリ
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大河ドラマ『風と雲と虹と』第18回「氏族放逐」

2009/11/27 00:00
 将門は伯父の良兼とともに源護の館を訪れ、同じく将門の伯父の国香・叔父の良正も集まり、土地問題を話し合う会議が開かれます。源護の館に赴く途中、良正が護の次女定子に恋をしていることが判明します。会議の始まる前、良兼は想いを寄せている詮子に楽しそうに話しかけ、舞い上がっていますが、詮子の方は冷淡とも見える態度をとります。詮子のほうも良兼を嫌っているわけではないにしても、両者の関係が良兼側からの一方通行になっていることがうかがえます。

 護の館は豪勢な造りになっていて、護が常陸大掾を勤めていた間、民人からずいぶんと搾り取っていたのだろうな、と将門は考えます。都での暮らしにより、素朴な将門にも世の中の仕組みというものがだんだんと分かるようになっていたわけで、将門の成長が見てとれるという意味で、なかなか話の構成がしっかりしているな、と思います。会議では、酒を飲んだ勢いもあって、良正が将門に激昂し、将門を罵倒しますが、国香と良兼が制します。

 護は、将門の父である良将から土地譲り受けた証である手形と、それが正規の手続きを踏んだものであることを示します。しかし将門は、日付が父の死後になっていることに疑問を呈します。それにたいして国香は、手続きが後日になっただけだと説明し、良将からの手紙を将門に見せますが、土地のことに触れられていない、と将門は疑問を呈します。国香は、公的文書ではなく私信であり、はっきりと土地と書かれているわけではないが、お取り計らいくだされし条々が土地のことなのだ、と説明します。

 将門は、土地は坂東人にとって命・体そのものであり、そのような大切な土地を父が揉め事の取引のために譲ったことが信じられない、と言います。良兼は、将門の気持ちも分かると言いながら、それ故に、良将は護に土地を譲ったことを将門に言えなかったのであり、良将の気持ちに配慮して、国香もこれまで言い出せなかったのだ、とじつに巧妙な説明をします。いかにも親切そうに見えながらも、相手を騙そうとする腹黒い良兼を長門勇氏が好演しています。

 ところが、それでも国香や良兼の説明が信じられない、と将門は言い、怒りあきれ果てた護は、後は一族の問題だと言って退席します。護の機嫌を損ね、一族の恥をさらしたということで、良正は激怒しますが、国香と良兼は必死になだめます。しかし良正の怒りはおさまらず、良正護の館の前では刀を抜いて将門に斬りかかります。国香と良兼の自分にたいする殺意を見てとった将門は、良正に同心するなら相手をしよう、と国香・良兼に言い放ちます。さすがに護の館の前での斬り合いはまずい、と国香・良兼は良正を制します。そこへ護と三人の娘が現れ、将門は小督と久し振りに再会しますが、すでに小督への想いは自分の中では終わっていることを、改めて自覚します。

 護の館から去った将門は、以前筑波の歌垣の帰りに立ち寄った、老人の自宅を再訪します。その老人は国香に長く仕えたことがあり、源護と平氏一族の土地が複雑に入り組んだその一帯の事情に精通していました。老人はかつて将門に、この近辺は良将の土地で、国香が預かっているのだ、と将門に語ったことがありました。そのことを証言してもらいたいと頼む将門に、老人はうなずきます。そこへ、外から矢が射掛けられ、ここはあなたの領地だ、と言い残して老人は亡くなります。おそらく、国香の命により将門をつけていた佗田真樹の仕業なのでしょう。第3回
http://sicambre.at.webry.info/200909/article_23.html
に登場した老人がここで重要な役割を果たすことになるとは予想していなかったのですが、今になってみると、あのときの会話が伏線だったのだ、と分かります。こうしたところがこの作品の優れているところで、一度だけではなく複数回見るに耐える名作なのだろう、と思います。

 その後、問題となっている所領が護の名義になった日付のすこし後に、伯父たちが護から少しずつ所領を譲り受けていたことを将門は知ります。伯父たちは、良将の所領を押領し、その証拠隠滅のために、押領した土地を護名義にした、というわけです。しかし将門は、伯父たちへの怒りを働くことで忘れようとします。その年の秋、良兼は詮子を後妻に迎えましたが、将門は祝いの宴に招かれませんでした。翌年2月、良正が定子を第二夫人に迎えます。いずれの時も、将門からの祝儀は突き返されました。将門の弟である将頼(三郎)は、これは我々を平氏一族から追放するということなのだ、と言います。ならば、我々は自分たちだけで立っていこう、と言う将門ですが、一族の助けを受け入れられないことの辛さを自分は味わってきた、と将頼は言います。それでも自分はやってみせる、と将門は力強く宣言し、皆に苦労をかけてすまないが、自分を信じてついてきてほしい、と言い、その場の者全員が肯きます。

 将門の一族での立場が悪くなるなか、貞盛が帰郷して将門を訪ねます。父の国香から相談があると言われて一時的に戻ってきたのだ、貞盛は言います。貴子のことを頼むという将門にたいして、貞盛は素直に詫びるものの、将門が急に都からいなくなるから悪いのだ、と弁明します。しかし、嘘をつくなと将門に言われた貞盛は、またしても素直に詫びるものの、お前がはやく自分のものにしないから悪いのだ、とあくまでも自己弁護に終始します。怒っているのか、と貞盛に問われた将門は、そうではない、ただ貴子を不幸にしてくれるな、と言い、貞盛は肯きます。ひどい裏切りのようにも思われますが、恋ではなく坂東の一族郎党・民人・土地とともに生きること強く決意している将門にすれば、恋の裏切り(と断言できるのか疑問の残るところではありますが)があってもなお、貞盛への友情のほうが大切だ、ということなのでしょう。対照的なこの両者の関係は本当に面白いものです。

 貴子についての話はこれで終わり、貞盛は本題を切り出します。貞盛は、都で身を立てるつもりではあるものの、坂東に所領があるいじょう、坂東でも妻を迎えることが必要だと父の国香に進められたこともあり、小督を妻にするのだ、と将門に語ります。これを聞いた将門は、さすがに複雑な表情を見せます。貞盛の結婚の話を聞いた将門の母親は、誰か結婚を考えている相手がいるのか、と将門に尋ねます。そのとき将門の脳裏に浮かんだのは、良兼の娘である良子でした。今回はこれで終了ですが、国香・良兼という伯父たち、さらには護の腹黒さと愚直な将門との対照性が鮮やかに描かれ、今後の将門の進むべき道が見えてきたという意味で、重要な転換点になった回ではないか、と思います。見所も多く、もちろんこれまでの17回も面白かったのですが、さらに楽しめる内容になっていて、今後の視聴も期待できそうです。
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パソコン周辺機器の買い替え・増設

2009/11/26 00:00
 二ヶ月ほど前に、5年近く使用しているパソコンのメモリを増設し、モニターとグラフィックボードを買い替えたのですが、
http://sicambre.at.webry.info/200910/article_10.html
今回新たにプリンタ複合機を買い替え、PCIバス対応のeSATAインターフェースボードとeSATA接続のハードディスクを増設しました。複合機は、数年前からプリンタとしては使い物にならなくなっており、スキャナーとしてのみ使っていたのですが、最近になってスキャナーとしても使えなくなったので、買い替えました。この複合機は、次のデスクトップパソコンでも使う予定です。

 eSATAインターフェースボードとeSATA接続のハードディスクは、USB2.0接続だと低速度で、大容量ファイルの再生・コピーに支障があるために、新たに購入しました。さすがに、eSATA接続だとUSB2.0接続の場合よりも転送速度が向上しており、それなりの効果が得られたと思います。このハードディスクも、次のデスクトップパソコンで使う予定です。とりあえず、現在のパソコンへの投資はここまでとしますが、この構成のまま、できれば2011年後半まで使い続けたいものです。
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始生代の海洋温度

2009/11/25 00:04
 始生代の海洋温度についての研究(Hren et al., 2009)が公表されました。これまで、約35億年前の始生代の気候はたいへん暖かく、海洋の温度は80℃ていどだった、と考えられてきました。しかしこの推定は、堆積鉱床の酸素同位体比から古代の海洋温度を推定するという方法には不確実性がかなり大きいという理由で、疑問視されるようになってきています。

 この研究では別の方法が選択され、南アフリカの34億年前のバック=リーフ=チャート堆積物の酸素同位体と水素同位体の分析に基づいて、海洋温度が推定されました。採取された同位体は、高くても約40℃の水中で形成された場合と一致しています。この結果は、地球の初期の海洋が、これまで考えられてきたよりはずっと冷たかったことを示唆しています。初期生物の進化について研究するさいにもじゅうような結果と言えるでしょう。


参考文献:
Hren MT. et al.(2009): Oxygen and hydrogen isotope evidence for a temperate climate 3.42 billion years ago. Nature, 462, 205-208.
http://dx.doi.org/10.1038/nature08518
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