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まだ日付は変わっていないのですが、6月11日分の記事を掲載しておきます。小学館『日本の歴史』6冊目の刊行となります。近年の研究成果を参照しつつ、中世前期の諸様相が手堅くまとめられているといった感じで、通史としてはなかなかの出来になっているのではないでしょうか。その分、一般受けする面白さに欠けたところがあるようにも思えますが、四つほど挿入されているコラムが、多少なりとも補っているように思われます。 扱っている年代の長さからすると、他の日本史の通史ものと比較して、分量は少ないほうだと言ってよいでしょうが、薄いという印象を受けなかったのは、著者の力量でしょうか。近年は中世史の勉強がほとんど進んでいないので、ほとんど忘れかけていた中世の仕組み・用語を色々と思い出させてくれるとともに、新たに得た知識が少なからずあったという意味で、なかなか有益な一冊でした。 |
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