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zoom RSS 15億6000万年前の多細胞真核生物化石

<<   作成日時 : 2016/05/29 00:00   >>

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 これは5月29日分の記事として掲載しておきます。約15億6000万年前の多細胞真核生物化石に関する研究(Zhu et al., 2016)が公表されました。この研究は、中国北部で発見された167点の化石のうち53点を4種類の形状に分類しました。その結果、約半数が直線形状を有し、残りは楔形・楕円形・舌形であることが明らかになりました。これらの化石は、炭素を豊富に含む圧縮化石として保存されており、最大で長さ30 cm・幅8 cmでした。また、長さ10マイクロメートルの細胞が密に詰め込まれた断片も発見されており、これが多細胞生物化石のさらなる証拠だと解釈されています。この研究は、これらの化石標本は多細胞真核生物であり、大陸棚部分に生息する光合成生物だと推測していますが、これらの化石生物の類縁性は正確には解明されていない、とも指摘しています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【化石】15億6000万年前の大きな生物の化石ブックマーク

 体長数十センチで多細胞真核生物に似た生物の15億6000万年前のものとされる化石について記述された論文が、今週掲載される。同じような体長の真核生物が化石記録上一般的なものになり始めたのは今から6億3500万年前であるため、今回の発見は、肉眼で見える大きさの真核生物の初期進化を示す新しい証拠であるかもしれない。

 Maoyan Zhuたちは、中国北部のGaoyuzhuang(高于庄)累層の泥岩から167点の化石を発見し、そのうちの53点を4種類の形状に分類した。約半数が直線形状を有し、残りは楔形、楕円形、舌形だった。これらの化石は、炭素を豊富に含む圧縮化石として保存されており、最大で長さ30 cm、幅8 cmだった。また、Zhuたちは、長さ10マイクロメートルの細胞が密に詰め込まれた断片も発見し、これが多細胞生物の化石であることのさらなる証拠だと解釈している。

 Zhuたちは、これらの化石標本の詳細な分析を行った結果、これらが微生物マットの断片ではなく、真核生物の化石だと解釈しており、古代海洋の大陸棚部分に生息する光合成生物だと推測している。ただし、これらの化石生物の類縁性は正確に解明されていない。今後の研究の続行が、こうした古代の海洋生態系の解明に役立つと考えられる。



参考文献:
Zhu S. et al.(2016): Decimetre-scale multicellular eukaryotes from the 1.56-billion-year-old Gaoyuzhuang Formation in North China. Nature Communications, 7, 11500.
http://dx.doi.org/10.1038/ncomms11500

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