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zoom RSS 新石器時代のウシの頭蓋手術?

<<   作成日時 : 2018/04/23 18:34   >>

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 新石器時代のウシの頭蓋に開けられた穴についての研究(Rozzi, and Froment., 2018)が公表されました。人類史において頭蓋手術の最古の証拠は中石器時代のもので、穿頭術(頭蓋骨の層に穿孔、切断、または削り取りによって穴を開ける手術)の証拠の残る最古のヒト頭蓋骨は、過去に用いられた技術に類似した技術が使用されたことを示唆しています。この研究は、フランスのシャンデュラン(Champ-Durand)の新石器時代となる紀元前3400〜紀元前3000年頃の遺跡で発見されたウシの頭蓋骨を分析しました。

 その結果、ウシの右前頭葉の骨に穴が開いていたと明らかになったものの、頭部の強打と一致する骨折や破片は見つかりませんでした。そのため、別のウシの角で突かれた跡とも考えられました。しかし、この穴の断面がほぼ正方形で、外部の力による圧力を示す痕跡がなく、穴の周囲に切り痕があるので、この穴の原因が外科的処置であった可能性が示唆されます。また、治癒の証拠が見つかっていないので、この外科的処置がウシの死体を使って行なわれたか、処置中にウシが死んだことが示唆されています。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


【考古学】新石器時代に行われていたウシの頭蓋手術

 新石器時代遺跡(紀元前3400〜3000年)で発見されたウシのほぼ完全な頭蓋骨の分析が行われ、ウシの頭蓋手術が行われた可能性が示唆されていることを報告する論文が、今週掲載される。この新知見は、動物の外科的実験が行われていたことを示す最古の証拠となる可能性がある。

 ヒトの歴史において頭蓋手術の最古の証拠は中石器時代(紀元前約1万〜2700年)のもので、穿頭術(頭蓋骨の層に穿孔、切断、または削り取りによって穴を開ける手術)の証拠の残る最古のヒト頭蓋骨は、過去に用いられた技術に似た技術が使用されたことを示唆している。

 今回、Fernando Ramirez RozziとAlain Fromentは、シャンデュラン(フランス)の新石器時代遺跡で発見されたウシの頭蓋骨を分析した。右前頭葉の骨に穴が開いていたが、頭部の強打と一致する骨折や破片は見つからなかった。そのため、別のウシの角で突かれた跡とも考えられた。しかし、この穴の断面がほぼ正方形であること、外部の力による圧力を示す痕跡がないこと、穴の周囲に切り痕があることから、この穴の原因が外科的処置であった可能性が示唆される。また、治癒の証拠が見つかっていないことから、この外科的処置がウシの死体を使って行われたか、処置中にウシが死んだことが示唆されている。



参考文献:
Rozzi FR, and Froment A.(2018): Earliest Animal Cranial Surgery: from Cow to Man in the Neolithic. Scientific Reports, 8, 5536.
https://dx.doi.org/10.1038/s41598-018-23914-1

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