現生人類の進化と環境

 現生人類の進化を、アフリカ東部の環境変化と関連づけて考察した研究(Basell., 2008)を見つけましたが、要約だけを読んでも、どのような結論なのかよく分からないので、国会図書館で全文を印刷する必要があるようです。このブログは備忘録的性格の強いものだと私は位置づけていますので、この研究については、とりあえず一つの記事として掲載しておきます。

 この研究では、現生人類の進化の場所としてアフリカ東部が、その年代として中期石器時代が想定されています。中期石器時代のアフリカ東部の遺跡の分布と、古植生の変遷の復元から、現生人類の進化が待避所と瓶首効果の関係において考察されます。全文を読んでみないとこの研究での主張を把握するのは難しいのですが、気候悪化にともなって現生人類(の祖先集団)の人口が減少し、比較的気候のよい限られた待避所に追い込まれたことを、現生人類の進化要因と考える、ということでしょうか。

 この待避所からの現生人類の拡散要因として、この研究では火山活動と生息地利用とが考えられています。前者は分かりやすいのですが、後者は全文を読まないとよく分かりません。現時点で推測すると、技術・社会的革新などによる、海洋資源も含めた新たな資源の利用や、資源利用の効率性の上昇が想定されているのかもしれません。ともかく、多忙なのでなかなか行く機会を作るのが難しそうですが、国会図書館に行ったときに全文を印刷しようと思います。


参考文献:
Basell LS.(2008): Middle Stone Age (MSA) site distributions in eastern Africa and their relationship to Quaternary environmental change, refugia and the evolution of Homo sapiens. Quaternary Science Reviews, 27, 27-28, 2484-2498.
http://dx.doi.org/10.1016/j.quascirev.2008.09.010

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