アファレンシスの足の形態と直立二足歩行への適応

 アウストラロピテクス=アファレンシスの足の形態を調べ、直立二足歩行への適応について指摘した研究(Ward et al., 2011)が公表されました。この研究については河合信和氏の優れた解説があるので、私からはとくに付け加えることはないのですが、これまで、アファレンシスが直立二足歩行をしていたことは確実視されていたものの、樹上生活への適応形態もかなり残っていたとされていただけに、たいへん貴重な発見・研究だと思います

 この研究について一応簡潔に述べると、エチオピアのハダールでアファレンシスの完全な第4中足骨が新たに発見され、そのアファレンシスの化石骨には土踏まずがあるなど、類人猿のそれとは似ておらず、現生人類のそれと似た特徴が複数認められた、とのことです。こうしたことから、アファレンシスの足は、物を握る構造から現代人のような二足歩行・走行を可能にする構造へと完全に進化しており、その移動形態は主に直立二足歩行であっただろう、と指摘されています。


参考文献:
Ward CV, Kimbel WH, and Johanson DC.(2011): Complete Fourth Metatarsal and Arches in the Foot of Australopithecus afarensis. Science, 331, 6018, 750-753.
http://dx.doi.org/10.1126/science.1201463

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