松山ケンイチ『敗者』2刷

 まだ日付は変わっていないのですが、6月20日分の記事として掲載しておきます。新潮社より2013年3月に刊行されました。1刷の刊行は2013年2月です。昨年の大河ドラマ『平清盛』の主演である松山氏の著書ということで、刊行前より注目していたのですが、多忙ということもあり、入手したのは刊行からかなり経過してのことでした。本書の表題を知った時から、「敗者」とはどのような意味なのだろうか、と気になっていました。『平清盛』は大河ドラマとしては空前の低視聴率でしたから、そのことを意味しているのかな、と予想していたのですが、本文では視聴率についてまったく言及されておらず、主演として自分が未熟だったことが強調されていました。

 本書は『平清盛』の撮影日記とも言うべき形式になっており、松山氏のかなり率直な告白がつづられています。作中の平清盛をどう理解して演じたらよいのか、松山氏の戸惑いがはっきりと述べられており、そのような意図・気持ちで演じていたのか、と読んでいて興味深い箇所が少なからずありました。正直なところ、ここまで率直に告白してしまう松山氏が、スター俳優となることはないでしょうが、名優となる可能性は低くないと思います。俳優がここまで演じる役について率直に告白することは滅多にないでしょうから、その意味で本書はたいへん貴重だと思います。『平清盛』については色々と述べてきましたが、この記事をもって一区切りつけることにします。

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