『地球ドラマチック』「人類 遥かなる旅路III~最後の大陸アメリカ~」

 これは7月31日分の記事として掲載しておきます。第1回「~アフリカから世界へ~」、
http://sicambre.at.webry.info/201306/article_19.html
第2回「~アジアの人々はどこから来たのか~」
http://sicambre.at.webry.info/201307/article_9.html
に続く第3回(最終回)です。

 今回は、人類のアメリカ大陸への進出が取り上げられています。なお、アメリカ大陸に現生人類(ホモ=サピエンス)以外の人類が進出した証拠は確認されていません。今回は、アメリカ大陸への人類最初の移住について、20世紀後半に定説だったクローヴィス最古説とともに、クローヴィス文化よりも前にアメリカ大陸に人類が進出しており、それは海岸沿いだった、という近年有力になりつつある説も取り上げられていました。近年ではクローヴィス最古説はかなり劣勢でほとんど否定されているのに、番組の最初の方では、クローヴィス最古説がさほど否定的に紹介されなかったことがやや意外だったのですが、結論としては、クローヴィス最古説よりも沿岸仮説のほうが有力である、という近年の傾向に沿ったものになっていました。

 人類がアメリカ大陸に進出した更新世末期に、アメリカ大陸では大型動物が大量に絶滅しています。これは、人類と遭遇する経験がなかったアメリカ大陸の動物が、狩猟技術の優れた人類集団によって絶滅させられた、と説明されることが多いのですが、今回は、大量絶滅は彗星の衝突が原因かもしれない、との仮説も紹介されていました。この論争は、政治的問題も絡んできて微妙で複雑な様相を呈しているのですが、天災や気候変動などで大型動物が減少したところに、狩猟技術の優れた人類集団が進出してきたのが大量絶滅の要因だ、と考えることもできるかもしれません。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック