『週刊新発見!日本の歴史』第8号「古墳時代1 邪馬台国と卑弥呼の謎」

 この第8号は卑弥呼のいた頃を中心に、弥生時代後半から古墳時代初めの移行期を対象としています。気候変動に着目して、世界史規模での考察を志向しているのがこの第8号の特色となっています。邪馬台国所在地論争は現代日本社会でもとくに人気の高そうな歴史の問題でしょうが、この第8号では、近年の研究成果が反映されており、基本的には邪馬台国大和説が妥当だとされています。ただ、研究者ではない日本人の間ではまだ根強いように思われる九州説にも配慮しているということなのか、九州説の研究者の論考も掲載されています。

 この第8号は、漢文史料もあるものの、考古学の研究成果に依拠しなければいけないところが多分にある時代を扱っているということもあって、古墳や出土品や住居の想定図など図版がかなり充実しており、なかなかの出来になっていると思います。しかし、私が『週刊新発見!日本の歴史』をよく購入する近所の書店では、この第8号の入荷数は前号までと比較して少なかったように思います。また、置かれている場所も前号までよりも目につきにくいというか、扱いが悪くなっているように見えました。まあ、人気のある問題を扱った号なので、私が購入する前にその書店で多くの人が購入したという可能性も考えられますが、どうも『週刊新発見!日本の歴史』はあまり売れていないのではないか、と心配になります。

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