ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』645話~648話

645話「ラガーの華麗なプレー」5
 ラガーは人を刺した容疑者を捜査中、公園で不審な男性を見かけます。ラガーが尋問すると、男性はあっさりと容疑を認めますが、ラガーが逮捕しようとすると、男性は逃走します。ラガーは骨肉腫が完治していないのか、追跡中に膝を痛がる様子を見せています。容疑者はすぐに特定されますが、被害者も病院から抜け出し、単なる傷害事件ではない、と一係は推理します。容疑者の男性容疑者はラグビーの選手で、かつてラグビーをやっていたラガーは容疑者に共感します。捜査を進めると、被害者の男性が義父を殺害しようとした疑惑が浮上します。容疑者と被害者それぞれの事情を上手く絡めて、なかなか話が練られていたように思えます。ラガーがラグビーをやっていたという設定は、ニックネームの由来になっているくらいなのですが、これまであまり活かされていなかったように思います。


646話「うそ」6
 マミー主演作で、マミーの家庭事情も絡めて話が進みます。母親と息子が父親の目の前で自動車に轢かれ、死亡します。父親は自動車の色を白と証言しますが、被害者二人に付着した塗料は灰色でした。一係は、怨恨による殺害も視野に入れて捜査を進め、父親がかつて轢き逃げの容疑者だったことが明らかになります。この事件の状況は、かつての轢き逃げ事件とひじょうによく似ていました。父親の容疑を晴らしたのは、被害者の妻の証言でした。なかなか謎めいた事件に思えたので、期待していたのですが、謎解きという点ではさほど捻りがなく、この点では期待外れでした。マミーの母親がマミーに再婚を勧めていましたが、この件はすっかり忘れていました。マミー主演回ではロッキーに言及されることが多いのですが、今回もマミーがロッキーをまだ想っている様子が描かれました。マミーの家庭事情を取り入れた話では自然なことと言えますが、ロッキーは製作者側に愛されていた、ということでしょうか。被害者家族にしてかつての轢き逃げ事件の容疑者を演じたのは富川澈夫氏で、謎めいた事件の重要人物として適役だったと思います。この点でも楽しめました。


647話「護送車強奪」6
 ブルースとマイコンは銀行強盗事件の島田を逮捕し、共犯者を追求しますが、島田は単独犯だと主張します。ブルースは共犯者がいると確信して島田に自白するよう迫りますが、島田は共犯者がいるとは認めません。島田を乗せた護送車は男性たちにより乗っ取られており、同乗していたブルースとマイコンも監禁されます。護送車を乗っ取った男性たちは、島田が盗んだ物を探すために島田に拷問を加えますが、島田は喋ろうとはしません。刑事の監禁・対照的なレギュラー刑事二人のコンビという本作の王道路線となっており、特別に面白かったというわけではないものの、緊張感のあるひねった展開は悪くなかったと思います。


648話「検視官ドック」8
 元警視総監が心臓発作で亡くなります。元警視総監は発作を起こして30歳下の妻に助けを求めますが、妻はその助けを無視します。元警視総監が亡くなったということで、一度も誤ったことがないと言われている小西検視官が検死を担当します。小西検視官は病死と判断しますが、ドックは妻の言動を不審に思います。ドックは妻が元警視総監の夫を愛しておらず、心臓発作を誘発させたのではないか、と推理します。しかし小西検視官は、病死説を撤回しません。けっきょく、妻は愛する男性と一緒になるために、その男性と組んで夫を殺害したのでした。ドックと小西検視官のやり取りはなかなか緊張感があり、謎解きの点でも楽しめました。ラガーがラグビーをやっていたという設定はあまり活かされていなかったように思う、と上述しましたが、ドックが医者を志していた、という設定はたびたび活かされており、成功したと言えるように思います。妻の共犯者を演じたのは北條清嗣氏ですが、出番が少なかったのは残念でした。

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