大河ドラマ『おんな城主 直虎』第36回「井伊家最後の日」

 これは9月11日分の記事として掲載しておきます。徳川家康と今川氏真が和睦し、遠江の情勢は落ち着きます。氏真は妻とともに岳父の北条氏康を頼ります。武田は北条・徳川・上杉と周囲を敵に回した、と家康は言って上機嫌です。しかし、酒井忠次は楽観的な家康を危ぶみます。井伊を見捨てたのか、と瀬名(築山殿)は夫の家康を問い質しますが、それを家康の母である於大の方が窘めます。

 松下常慶が直虎を訪ね、「しの」からの意向として、井伊家嫡男の虎松(井伊直政)を松下家の養子としたい、と申し出ます。直虎(次郎法師)は龍雲丸に相談し、亡くなった井伊家中の人々のことを想う一方で、家臣に再び犠牲を強いることになりかねないので、井伊家を再興すべきか迷っている、と打ち明けます。悩む直虎に、ここで井伊を終わらせよう、と南渓和尚は言います。南渓和尚は直虎を重荷から解放させようと考えていました。

 直虎は井伊家中の者を集めて、井伊家再興は諦めた、近藤・北条などに仕えよ、と伝えます。井伊家中の者は反発しますが、直虎の意見は変わりません。虎松は直虎から井伊家再興を断念するとの話を聞き反発しますが、直虎は、松下家の養子となるか、僧侶や百姓などになるしかない、と諭します。それでも納得のいかない虎松は食い下がりますが、諦めてこそ得るものがある、と突き放します。しかし南渓和尚は、直虎を帰らせた後、当主ではなくなった直虎に従う必要はない、と虎松を諭します。家臣団の新たな仕官先が決まり、虎松は松下家の養子に迎え入れられ、直虎はさすがに寂しさ・自分の不甲斐なさから涙を流して落ち込みます。

 井伊家中の者たちの新たな仕官先も決まり、龍雲丸は直虎の側にいる、と伝えて直虎は農民として生きることになり、遠江情勢は落ち着いたかに見えました。しかし、北条氏康が死に、北条は武田との同盟を復活させ、北条から追われた氏真夫妻は家康を頼ります。家康は氏真夫妻を武田に引き渡して武田の同盟しようと考えますが、酒井忠次の進言によりまずは織田信長の意向を伺うことにします。北条との同盟が復活し、四面楚歌に近い状況から脱した武田信玄は、ついに徳川領へと攻め込んできます。

 今回は、家康の母である於大の方が初登場となります。於大の方は家康の正妻である瀬名(築山殿)との関係が良好ではないようで、後の悲劇はこれが遠因となっているのでしょうか。登場は最後の方だけでしたが、今回印象に残ったのはやはり信玄のはしゃいだ様子で、次回は大きく話が動くことになりそうです。それにしても、本作のような武田の敵方からの視点のドラマだと、本当に武田は周辺勢力にとって脅威・迷惑だったのだろうな、と改めて思います。最終回でもおかしくないような、穏やかな場面から信玄の登場は強く印象に残りました。予告でも少し描かれましたが、高瀬の正体というか目的も気になるところです。

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    Excerpt: 前回から徐々に平穏を取り戻しつつあった井伊家の人々ですが、直虎の中には再興するというプレッシャーが恒につきまとっていました。家康からみると井伊の人々を見捨てたという後ろめたさはあるものの、ここは戦国の.. Weblog: あしたまにあーな racked: 2017-09-10 22:53