ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』700話~703話

700話「ベイビーブルース」7
 今回からボスが再び長期欠場となります。下着泥棒として少年が追われていたところに、出産間近の妻とともにブルースが通りかかり、ブルースは少年を逮捕します。少年は、妻を殺したと言います。もっとも、少年は17歳なので法的な夫婦ではなく、それは少年も認識していますが。しかし、少年の「妻」の姿は見当たらず、一係は少年の「妻」である少女の行方を探します。しかし、少女は橋の下にて死体で発見されます。少女と少年には幼い頃からの悲しくも深い結びつきがあり、ブルース夫妻の子供の誕生を絡めて謎めいた話が進みます。なかなか切ない話で、ブルース夫妻の子供の誕生と上手くかみ合っていたこともよかったと思います。残念なのは、ブルース夫妻の間に子供が誕生した話にボスが不在だったことです。


701話「ヒロイン」6
 瀕死の有名芸能人の男性が女性にすがりつき、何かを伝えて死亡します。女性は目撃者として報道され、マスコミに追い回されることになります。トシさんは、女性が犯人の手がかりを被害者から聞いたのではないか、と考えて粘り強く女性から聞き出そうとします。事件の謎解きというよりは、偶然の出来事により状況が一変した平凡な女性の心理の変化が主題で、このような話も悪くはないと思います。まあ、途中で表題からオチが読めてしまったことと、事件解決の場面は残念でしたが。今回は、ボスが不在ということで、署長が一係を指揮する場面も見られました。


702話「教室」6
 マミーは友人の小学校の女性教師に電話で呼ばれ、友人の部屋を訪ねます。すると、部屋には男性の死体がありました。女性教師は、帰宅したら知らない男性が倒れていた、とマミーに証言します。被害者男性は覚醒剤を使用しており、女性教師の教え子の母親と深い関係にありました。小学生にも殺人容疑がかけられ、教育・家庭の問題も絡んで話が進みます。本作ではたまにある、重い社会問題を扱った話になっています。親が子供を、教師が教え子たちを庇い、けっきょくは教え子たちが男性を殺していた、という何ともやりきれない話でした。このような重い話もあるのが、本作の魅力の一つだと思います。残念なのは、視聴率が低迷していた末期の放送だったため、社会への訴求力が以前ほどではなかっただろう、ということです。今回も、ボスが不在ということで、署長が一係を指揮する場面も見られました。署長は徒に威張るわけではなく、なかなか好感を持てます。序盤でボギーのテーマが流れて、嬉しくも懐かしくもありました。


703話「加奈子」7
 男性の転落死から話が始まります。男性と一緒にいた森口加奈子という女性は、その男性の恋人と同居していました。森口加奈子は、男性に誘われて夜景がきれいだという工事中のビルに入り、男性は誤って転落した、と証言します。不可解な事件で、謎解き要素があり、まずまず楽しめました。若い女性の心理を読んでの複雑な真相の推理は、以前ならば殿下やスコッチが適任だったでしょうが、現在の一係ではドックかデュークが適任だと思います。今回はデュークが主演だったので、その意味では安定感があったと思います。ドックならば、もっと女性容疑者に優しい感じで接するのでしょうが、デュークは表面的な優しさを見せず、淡々と女性容疑者を追い詰めていきます。この点では、しっかりとデュークの個性を活かしていたと思います。

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