ネアンデルタール人の洞窟壁画関連記事のまとめ

 ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の洞窟壁画関連の記事がそれなりの本数となったので、今では、ネアンデルタール人ではなく現生人類(Homo sapiens)が描いただろう、と考えられているものも含めて、まとめてみます。以下は、フランスのショーヴェ=ポン・ダルク洞窟(Chauvet-Pont d'Arc Cave)を除いて、いずれもスペインの洞窟です。


●南部のネルハ洞窟(Nerja cave)

ネアンデルタール人の壁画?
https://sicambre.at.webry.info/201202/article_9.html

ネアンデルタール人の壁画の続報
https://sicambre.at.webry.info/201202/article_10.html

ネアンデルタール人の壁画に関する日本語での報道
https://sicambre.at.webry.info/201202/article_17.html

当初の想定より新しいネルハ洞窟の壁画の年代
https://sicambre.at.webry.info/201708/article_30.html


●北部のエルカスティーヨ(El Castillo)洞窟

さかのぼる旧石器時代のイベリア半島の洞窟壁画
https://sicambre.at.webry.info/201206/article_15.html

イベリア半島にある旧石器時代の洞窟壁画の年代の見直し
https://sicambre.at.webry.info/201206/article_16.html

ネアンデルタール人所産の壁画の意義
https://sicambre.at.webry.info/201207/article_4.html

エルカスティーヨ洞窟の壁画の年代
https://sicambre.at.webry.info/201502/article_4.html


●北部のラパシエガ(La Pasiega)洞窟、西部のマルトラビエソ(Maltravieso)洞窟、南部のアルダレス(Ardales)洞窟

ネアンデルタール人の洞窟壁画(追記有)
https://sicambre.at.webry.info/201802/article_33.html

ネアンデルタール人の洞窟壁画との見解に懐疑的な報道
https://sicambre.at.webry.info/201802/article_41.html

6万年以上前とされたイベリア半島の洞窟壁画の年代の見直し
https://sicambre.at.webry.info/201809/article_33.html

6万年以上前とされたイベリア半島の洞窟壁画の年代の見直しへの反論
https://sicambre.at.webry.info/201810/article_23.html


●ショーヴェ洞窟

ショーヴェ洞窟壁画の年代
https://sicambre.at.webry.info/201808/article_9.html

ショーヴェ洞窟壁画を描いたのはまず間違いなくネアンデルタール人ではない
https://sicambre.at.webry.info/201809/article_40.html


●その他関連記事

片山一道「地球上から消えた人々」
https://sicambre.at.webry.info/201905/article_40.html


 これらのうち、ショーヴェ洞窟壁画を描いたのは発見当初より現生人類と考えられていましたが、ネアンデルタール人の所産との理解をネットで見かけたので、そうではない、という趣旨の記事を公開しました。ネルハ洞窟の壁画に関しては、当初はネアンデルタール人の所産である可能性が強く示されていましたが、その後、2万年前頃と明らかになり、ほぼ間違いなく現生人類の所産だと思います。エルカスティーヨ洞窟に関しても、当初はネアンデルタール人の所産である可能性が示唆されていましたが、この頃のエルカスティーヨ洞窟一帯は考古学的にはオーリナシアン(Aurignacian)期なので、現生人類の所産である可能性が高そうです。

 ラパシエガ・マルトラビエソ・アルダレスの3洞窟の壁画に関しては、当初、ネアンデルタール人が洞窟壁画を描いた決定的証拠として大いに注目されました。その後、反論も提示されましたが、再反論もなされており、やはりネアンデルタール人の所産である可能性がきわめて高いと思います。ただ、形象的な線画を描いたのがネアンデルタール人であるという決定的証拠はまだ得られていないようです。ネアンデルタール人も洞窟壁画を描いていたとなると、今後、形象的な線画の有無が現生人類とネアンデルタール人の決定的な違いとして一部?で強調されるようになるかもしれませんが、ネアンデルタール人も形象的な線画を描いた可能性は高い、と私は考えています。

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