チャビスタ劣化コピー、ベネズエラ人に自説を批判されるとレイシズム丸出し

 Twitterは私にとって備忘録には向かないので、ブログで簡潔に取り上げます。表題の記事をTwitterで知りました。まとめ主の第一の目的はmko氏(に象徴される「左翼」)を愚弄することなのでしょうが、もちろん、これは「娯楽」として消費するだけではすまない、普遍的な問題になると思います(「娯楽」として消費されることを否定するわけではありませんが)。mko氏の呟きはTwitter上で流れてくることもあったので、mko氏のこうした反応にはまったく驚きませんでした。この記事のコメント欄には、だから「左翼」は、といった感じでmko氏の一連の発言を「左翼」批判の根拠とする人も散見されますが、そのような雑な括りを提示することには、やはり慎重でありたいものです。凡人の私もつい雑な分類を提示してしまうこともあるので、自戒せねばなりません。最近のベネズエラ情勢への反応をめぐる「左翼」の多様性については、以下に引用するコメント欄の見解が参考になると思います。

日本の左翼は、日本共産党がマドゥロ政権に見切りを付けたのが大きく、ベネズエラへの態度は割れています。しかしマドゥロ派(チャベス氏のいうボリバル革命派というべきか)が『週刊金曜日』『世界』『東京新聞』などに影響力を持っているので、むしろ非共産左翼が影響を受けている模様。何といっても、米帝は宿敵なので。

グアイド氏のVoluntad Popular(大衆意志党)、社会主義インターナショナル所属(2014年加盟)なので、少なくとも極右や右翼ではありません。社会主義インターは、西欧社民主義政党が中心になっていて、反共色も強い。とはいえ、日本の社会民主党が加盟している程度には幅がある団体です。

もちろん、私もベネズエラには素人ですが、グアイド氏を極右と呼ぶ根拠は、たとえば伊高浩昭氏の記事でしょうと推測は出来ます。伊高氏が『週刊金曜日』(2/15号)で、注釈なしに極右と呼んでますから。未確認ですが、今月発売の『世界』でも恐らくそう。ついでに、伊高氏に取材した『東京新聞』(2/24号)は安藤恭子氏の署名記事ですが、これも注釈なしに大衆意志党を極右と呼んでました。

もっとも、社会主義インターには、チリのピノチェトクーデターを支持した日本の民社党(当時)もおりましたが。しかし、単に米帝を当てにしていると云うだけでは、民社党程度のウヨかどうかを判断する材料にもならないでしょう。

安倍内閣は、ベネズエラに対してはむしろ米帝追従を抑えてます。2月5日にグアイド氏への支持を表明しましたが、今のところマドゥロ政権の任命した大使を追放には踏み切っていません。

グアイド氏を支持し、「なるべく早期に正統な大統領選挙を行っていただくよう期待をする」(つまりマドゥロ氏は「正統では無い」と言外に云っている)が、国家元首としては「承認」はしていないのがミソです。この点に関して云えば、日本共産党の態度と大差ありません。


 私も、「敵」と考えたり気に入らなかったりする属性・分類を安易に悪魔化することのないよう、気をつけねばなりません。なお、当ブログにおける最近のベネズエラ情勢に関する記事は以下の通りです。


独裁者マドゥロを擁護する「21世紀の社会主義」の無責任
https://sicambre.at.webry.info/201902/article_43.html

ベネズエラの現状に関する言説補足
https://sicambre.at.webry.info/201902/article_48.html

ベネズエラ情勢におけるグアイド氏の役割と評価
https://sicambre.at.webry.info/201903/article_2.html

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  • 朝日新聞のベネズエラ情勢報道

    Excerpt:  昨日(2019年6月3日)付の朝日新聞朝刊には、ベネズエラ情勢に関する特集的な記事が掲載されていました。チャベス政権の電力相への取材記事も掲載されていて、なかなか読みごたえがありました。ざっと読んで.. Weblog: 雑記帳 racked: 2019-06-04 03:12