天安門事件から30年

 今年(2019年)は天安門事件から30年ということで、日本の新聞でも天安門事件について例年より大きく取り上げられているように思います。天安門事件についてよく想起するのは、劉暁波氏にノーベル平和賞が授与されると決定した時に当ブログで取り上げた(関連記事)、あるブログ記事の、中国の民主化運動にたいする以下のようなコメントです。

でも、彼らは21世紀の孫文、梁啓超だと思いますよ。彼らの動向を馬鹿にしてはいけないんじゃないでしょうか。思えば日清戦争直後から満州事変まで、日本人は、中国の時の権力者集団とばかり「友好」「友愛」を深めては、却って中国人の恨みを買っていたという歴史の教訓を忘れるべきではないと思うのですが。

 天安門事件後、中国は諸外国から制裁を受けたものの、その後経済が飛躍的に発展しました。では、中国の政治体制を賛美し、政権と「友好関係」を築けばよいのかというと、そんな単純なことではないだろう、とも思います。近年ずっと、日本社会の対中感情は悪いのですが、中国の経済・軍事力がこのまま増強されていけば、中国に従属しよう、との論調が日本で強くなっていくかもしれません。もしそうなれば、中国の民主化運動にたいして、経済発展と社会的安定を損なう愚行とか「西側の傀儡」とか「和平演変」とか罵倒・嘲笑・冷笑する人が増えていくかもしれませんが、それは長期的には日中友好を傷つける可能性もあるでしょう。中国との友好関係は、単に中国政府に迎合すればよい、というものでもないでしょう。もっとも、これは中国側にも言えることで、日本との友好関係は、日本政府との良好な関係のみを意味するものではない、と思います。

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