大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第29回「夢のカリフォルニア」

 1932年、ロサンゼルスで夏季オリンピック大会が開催され、日本も選手団を派遣します。しかし、日本選手団はそこでアメリカ合衆国における人種差別を目の当たりにします。それでも田畑政治は意気軒昂ですが、メダルに拘る田畑と、選手としてはすでに全盛期を過ぎた主将の高石との確執は続いていました。メダルに拘る田畑は、高石を本番で起用するつもりはなく、衰えを自覚している高石は、それも仕方ないと半ば諦めている反面、主将なのに自分を出そうとしない田畑への反感を深めていき、鬱憤が蓄積していました。

 しかし、夜中に練習をしている高石の姿を見ていた後輩たちは、高石を出すよう松澤監督に頼み込みます。松澤も田畑に高石を出すよう頼み込みますが、メダルに拘る田畑は高石を出そうとせず、松澤に真意を明かします。田畑は、五・一五事件後の暗い世相のなか、日本に少しでも明るいニュースを届けようと、メダルに拘っていました。本番の出場選手を決める選考会で高石は大きく遅れた最下位となり、田畑は高石を選出しませんでしたが、田畑の真意を聞いていた高石は、納得して出場する選手を励ますことにします。

 今回はロサンゼルス大会の開会式までが描かれました。人種差別が激しく、日系人への偏見が強かった頃のアメリカ合衆国の状況を背景に、なかなか面白くなっていました。このような日本選手団にとって厳しい状況で、田畑のような強気で騒々しい人物が総監督でいることにより、日本選手団が委縮せずに練習に励めていた、という描写になっていたのは面白いと思います。今回の中心人物である高石の葛藤と焦燥もよく描かれており、本番での話も楽しみです。

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