大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』第43回「ヘルプ!」

 1962年、2年後に夏季オリンピック大会が開催されることから、東京では高速道路や新幹線の建設が急速に進められていましたが、国民の間ではさっぱり盛り上がっていないので、田畑政治は国民の間での東京オリンピックへの関心を高めようと考え、その一環で五りんも起用されます。しかし、なかなか国民の間では東京オリンピックへの関心は盛り上がりません。そんな中、田畑は川島正次郎により次第に追い詰められていき、1962年にジャカルタで開催されたアジア大会で窮地に陥ります。インドネシアが中華民国(台湾)とイスラエルを締め出すと報道され、一方でそれと反する報道もあり、日本でもアジア大会への参加について意見が分かれ、田畑も苦悩します。

 今回は政治とオリンピックの関係が描かれました。田畑は、東京オリンピックに対する執念と自分の理念との間で板挟みになり、川島に翻弄されてしまいます。そんな田畑が最後に川島に反撃したのは痛快で、娯楽ドラマとして王道的な構造になっていました。ただ、川島も単なる悪役として描かれているわけではなく、深みのある大物政治家として描かれています。本作で主人公と深く関わった大物政治家としては高橋是清と犬養毅がいますが、この二人が田畑に好意的だったのに対して、川島と田畑の関係は大きく異なります。これは、若手だった頃の田畑との立場の違いをよく表しているように思います。

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