大河ドラマ『軍師官兵衛』第11回「命がけの宴」

 まだ日付は変わっていないのですが、3月17日分の記事として掲載しておきます。前回、木津川口の戦い(第一次)で織田軍が毛利軍に敗れたため、反織田方が勢いづきます。官兵衛はこの苦境を打開しようとしますが、信長に播磨攻めの大将と任じられていた秀吉が、信長の命により北陸へと出陣することになるなど、官兵衛の思うようにいきません。官兵衛は播磨平定のために宇喜多直家や高山右近と会うなど、奔走します。

 今回、高山右近と宇喜多直家が初登場となります。宇喜多直家は梟雄としての位置づけがはっきりしているというか、今後戯画化して描かれるのかな、と予感させる官兵衛と直家との会見となりました。分かりやすさを志向しているこの作品らしい人物造形と言えそうです。ちょっとやり過ぎかな、とも思いますが。キリシタン大名として有名な高山右近もわずかながら登場しました。こちらは真面目な人物として描かれるようで、官兵衛が後にキリシタンになるためなのでしょうが、やはりこの作品ではキリスト教は美化されるようです。

 秀吉が北陸から無断で帰城したため信長は激怒し、官兵衛が頼みとする秀吉は失脚どころか命を落としかねない状況に陥ります。この状況での秀吉の打開策が自暴自棄にも見える宴で、直家の主催した宴と合わせて、今回の見せ場となっています。秀吉の宴と直家の宴が、ともに方向性は異なるものの、「命がけの宴」だった、ということを意味するタイトルなのでしょう。この対比はなかなか良かったのではないか、と思います。

 今回は官兵衛の未熟さと半兵衛の冷静さが対照的でしたが、これは意図的なものであり、今後官兵衛の軍師としての成長を描いていこう、ということなのでしょう。抜群に面白いというわけではありませんが、秀吉が魅力的に描かれているのはよいと思いますし、光や「だし」の登場も楽しみなので、最終回まで挫折せずに視聴を続けられそうです。今回、村重が疲れを見せたのは、後の裏切りの伏線ということでしょうか。村重の裏切りは前半の山場となるでしょうから、どう描かれるのか楽しみです。

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